いらしゃいませ

結婚式では、指輪の交換や、ブーケの寄りの写真など、手元がアップされる写真が多く撮影されます。

そんな一生に一度の大切なシーンを、さらに美しく彩ってくれるのが、ネイルアートです。 また、ウェディングドレスに合わせたトータルコーディネートは、細部にも手を抜かない花嫁のセンスをアピールしてくれますよ。

ここで、ネイルについて紹介します。

種類
昨今のネイルは、「マニキュア」と「ジェル」の2つのタイプが主流です。

「マニキュア」は、ご自分でも塗ることができる最も一般的なもので、除光液でオフできます。しかし、はがれやすいことが弱点で、"もち"の限界は約一週間です。また、アートなどの装飾を美しく保つためには、2日に1回くらい、トップコートで保護することが必要です。

最近人気の「ジェル」は、ジェル状の特殊な液を爪の表面に塗り、UVライトで固めて仕上げるものです。マニキュアに比べて強度が高く、しめつけ感やにおいはほとんどありません。特別のケアなしで、2～3週間もちます。ただし、オフするときは、ご自分で無理に行うと爪を傷めてしまうこともあるため、サロンに行くことがオススメです。

形
爪の形には、「オーバル」「ラウンド」「スクエア」の3タイプがあります。
「オーバル」は、オーソドックスなタイプで、厚い爪も薄く、ほっそりと見せてくれます。優しく、品のよい印象ですね。今のトレンドです。

「ラウンド」は、サイドはまっすぐに、先端を丸く仕上げたもので、指を細く長く見せます。衝撃に強いタイプです。

「スクエア」は、全体を四角く仕上げたもので、最も丈夫な形と言われています。ただし、指が太く短く見えることがあり、また、あまり角張っていると日常生活にも不便ですので、角を少々とってやわらかな雰囲気にすることが多いです。爪のピンク色の部分が長い方にオススメです。

ブライダルネイルのスケジュールは？
初回打合せは、2ヶ月前に行われる美容相談と一緒に行われます。こちらは、ネイルの種類など全般的な説明が中心となります。
また、電話での相談も可能です。

ネイルの施術を行う日は、挙式の前日、または前々日がオススメです。
挙式まで日があくと、爪が伸びてしまいますので、ジェルの場合、早くても一週間前くらいがリミットです。
施術当日は、実際に着るドレスやアクセサリーの写真などを参考にしながら、デザインを決め、施術を行います。

マニキュア、ジェルともに、施術日のベストは挙式の前日ですが、どうしても日にちがあいてしまう方は、もちのよいジェルか、または、クリアベースを選ぶと、爪の伸びが目立ちません。

お仕事の関係などで、「普段の日のネイルは無理」という方は、ご自分で落とせるマニキュアのほか、専用のテープで貼る、つけ爪タイプの「オーダーチップ」があります。
こちらは、ご新婦さまの爪に合わせて作るため、製作期間がかかりますので、事前の打合せが必要です。
オーダーチップは、挙式後もアクセサリーのように使えますし、ウエディングの思い出のアイテムとして残しておかれるご新婦さまもいらっしゃいます。

デザインで注意することは？
ネイルアートは、カラードレスとの相性を中心に、白ドレスにもふさわしいデザインを決めていきます。
パールのアクセサリーに合わせて、パール素材をネイルに使うといったことも可能です。 また、和装から洋装にお色直しする場合は、どちらにも合うよう、和洋中間のデザインを考えます。落ち着いたペイントアートやストーンなどを施すのが人気ですね。

イルに慣れていない方や、神聖な挙式に華やかな爪はちょっと…という方は、甘皮処理や形を整えることで、爪が長く見えますし、磨きのケアをするだけでも、爪が格段に美しくなります。こういったケアはご新郎さまにもオススメですね。

ただし、こちらの施術は、美しさをキープするため、なるべく挙式の前日に行いましょう。

強度が高いジェルでは、マニキュアでは難しい大きめのストーンなど、凝ったデザインも可能です。また、爪の長さを出したい方にも、ジェルがオススメです。

「ツヤ」感を重視する方はジェルが適していますが、マニキュアでも、華やかに豪華にしたい場合は、ラメのほか、スパンコールのように輝くホログラムという装飾もあります。